2018年2月21日水曜日

【講義編】のための序文


このブログは、私が運営するオンラインサロン「法律学講義録」(https://lounge.dmm.com/detail/1246/)において連載中のコラム「講義と研究と100円コーヒー―法律学講義録ここだけのはなし」から生まれました。

 上記メインコンテンツで取り扱ったテーマまたは資格試験で出題された問題などを、気まぐれにピックアップしムダに掘り下げてみたいと思います。

 宅地建物取引士、貸金業取扱主任者、行政書士、公務員試験…その他にも法律科目が出題される資格試験は、数多くありますね。

 それらの資格試験用のテキスト、過去問集をみると驚くほどシンプルな解答の解説がみられます。

資格試験を狙っている人の多くは、短期間で成果を上げたいと思っている筈です。このようなニーズから資格試験用のテキストや過去問集では詳細な解説は避けて、解りやすさを追求しつつも、短時間でサクサク次へ進められるように手短な記述に止めるようです。

たとえば、

○○は、△△の場合、□□になるものとされている(判例)。

といった記述です。こうした解説は、法律学の基本書にも数多くみられます。

このような解説で「あっ、そうかそうか。なるほど」あるいは「よしよし、正解OK。次~。」というカンジでサクサク前に進むことができる人は、それでよいと思います。最後まで、その調子でいっちゃってください。

けれども「(判例)」ってだけでは、一体いつの判例なのか?どのような判決なのか?どのような事案なのか?…わかりませんよね。リアリティにも欠けるので、具体的にイメージできません。

だから、どうしてもツッコミたくなる人も、いるでしょう?

「判例って、一体いつの判例だよ!」「その判例、リアルにどう言ってんのか、気になって夜も寝られん…。」

また、判例の事実関係が簡単に記述されていても、なぜ、そのような事件が起きたのか?なぜ、裁判になったのか?まで説明している基本書、受験参考書も多くはないように思います。

条文についても、六法等を参照することを前提にカッコ書きで条文番号のみ記されていることも多いですよね。このため、「えっと…、どんな条文だったっけ?…面倒だし、まぁいいか。」になってませんか?

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